大手キャリアには、2年縛り(2年契約)と呼ばれているものがあります。
2年に一度に訪れる更新月で解約/乗り換えをしないと違約金が発生してしまうシステムです。
しかも、大手キャリアで厄介なのが2年間利用しようが、2年に1度訪れる月に解約・乗り換えをしないと違約金が発生してしまうことです。つまり、最低利用期間が存在せず、2年毎に訪れるタイミングで解約しないかを決めないといけません。
この2年縛り(2年契約)のせいで、痛い目にあった人は多いでしょう。
格安SIMのIIJmio(みおふぉん)を契約したいけど、大手キャリアのように縛りがあるのか気になります。
もし、縛りがあるなら、いつまでの期間までなのか契約する前に知っておきたいですよね。
なので、今回はIIJmio(みおふぉん)で解約時にかかる違約金などについて解説していきたいと思います。
IIJmio(みおふぉん)を契約しようと思っている人は、参考にしてみて下さい。
IIJmioの「音声通話機能付きSIM」には1年間の最低利用期間が設定されている!
IIJmio(みおふぉん)には3つのSIMタイプがあります。
- 音声通話機能付きSIM
- SMS機能付きSIM
- データ通信専用SIM
音声通話機能付きSIM・・・インターネット通信+SMS+090/080/070を使った音声通話できるSIMタイプです。
SMS機能付きSIM・・・インターネット通信+SMSができるSIMタイプです。
データ通信専用SIM・・・インターネット通信専用のSIMタイプです。
それで、1年間の最低利用期間が設けられ違約金が発生するのは、「音声通話機能付きSIM」タイプとなります。
「SMS機能付きSIM」「データ通信専用SIM」タイプは、実質2ヶ月の最低利用期間が設けられていますが、違約金は発生しません。(ちょっと複雑なので後ほど説明します。)
音声通話機能付きSIMは縛りがないが最低利用期間が設けられ「音声通話機能解除調定金」が発生
IIJmio(みおふぉん)の音声通話機能付きSIMタイプには、大手キャリアのように2年縛りはありませんが、最低利用期間が設けられています。
具体的には、12ヶ月以内の解約は「音声通話機能解除調定金」が発生するようになっています。
「音声通話機能解除調定金」と言われると、難しい感じがしますが、以下の表を見てもらうと簡単に理解できます。
- 契約月0ヶ月目:12,000円
- 契約月1ヶ月目:11,000円
- 契約月2ヶ月目:10,000円
- 契約月3ヶ月目:9,000円
- 契約月4ヶ月目:8,000円
- 契約月5ヶ月目:7,000円
- 契約月6ヶ月目:6,000円
- 契約月7ヶ月目:5,000円
- 契約月8ヶ月目:4,000円
- 契約月9ヶ月目:3,000円
- 契約月10ヶ月目:2,000円
- 契約月11ヶ月目:1,000円
- 契約月12ヶ月目:0円
- 以降:0円
「音声通話機能解除調定金」の計算方法は、「(12ヶ月-契約月を0ヶ月として利用月数)×1,000円」となっています。
契約月数が増えていくと、1,000円ずつ減っていきます。
契約月を0ヶ月目とすると12ヶ月目になると、違約金は発生しないようになります。
大手キャリアでは、更新月に近くで解約しても違約金は同じですが、IIJmio(みおふぉん)は最低利用期間が設けられてはいますが利用すればするほど違約金は少なくなっています。
良心的ですね。
SMS機能付きSIM、データ通信専用SIMは最低利用期間はないのでお試しで契約するのもアリ!
「SMS機能付きSIM」「データ通信専用SIM」は、最低利用期間は設けられていますが、違約金は発生しないようになっています。
具体的には、解約手続きを行っても契約月の翌月末まで契約が継続されるのです。解約手続きは契約月の翌月にできるようになり、翌月末日まで利用できるということになります。
実質2ヶ月の最低利用期間となっていますが違約金が発生しないので、IIJmio(みおふぉん)のサービスや通信速度を試したい人にはうってつけです。
いきなり、格安SIMを利用するのが不安な人は、いつでも解約できる「SMS機能付きSIM」「データ通信専用SIM」を契約してみるといいかもしれませんね。
IIjmio以外の格安SIMでは最低利用期間や違約金はどうなっている?
IIJmioに限らず、ほとんどの格安SIMの「音声通話機能付きSIM」では、最低利用期間が設けられています。
最低利用期間は1年が多いです。ただ、IIJmioみたいに、利用月数に応じて違約金が少なくなるパターンではなく、最低利用期間維持していないと1万円程度請求されることもあります。
そう考えれば、IIJmio(みおふぉん)は良心的なのではないでしょうか。
他社の「SMS機能付きSIM」「データ通信専用SIM」だと、最低利用期間がなく違約金が発生しないパターンが多いです。
ただ、「SMS機能付きSIM」「データ通信専用SIM」でも、最低利用期間が設けられ違約金が発生する格安SIM会社もあるので、契約する時には確認しておきましょう。
IIJmioの縛り/違約金(音声通話機能解除調定金)を回避する方法はある?
IIJmio(みおふぉん)の違約金(音声通話機能解除調定金)を回避する方法は2つあります。
- 1年以上利用する
- SMS機能付きSIM・データ通信専用SIMにタイプ変更
違約金(音声通話機能解除調定金)を回避する方法は、単純に1年利用することと、プラン変更してしまうことです。
公式サイトにも、タイプ変更の場合だと、違約金が発生しないと記載されています。
ただし、SMS機能付きSIM・データ通信専用SIMにプラン変更してしまうと、090/080/070の電話番号が使えないプランなので、今まで使っていた電話番号が利用できなくなってしまう。
後、タイプ変更の場合、2,000円の手数料が発生するようになっています。
IIJmioの縛り/違約金以外で注意することはある?
IIJmio(みおふぉん)を解約する時にきになるのが、縛りや違約金ですが、他にも注意しないといけないことがあります。
解約月は日割り計算なのか
IIJmio(みおふぉん)の解約月は日割り計算になりません。
なので、月の初めに他社に乗り換えても、丸々請求されるのです。
1ヶ月の料金が請求されますが、IIJmio(みおふぉん)は解約月の末日まで利用できます。
月々の料金が安いので、そこまで気にする必要はないですが、少しでもお得に他社に乗り換えたい場合は月末にしましょう。
IIJmioで端末購入し残債がある場合は支払う必要がある!
IIJmio(みおふぉん)で端末を購入し、残債がある場合は支払う必要があるので解約時には考えて解約しましょう。
分割購入した人は24回払いですが、一括払いに変更して支払うこともできます。
他社に乗り換える場合はMNP手数料を支払う必要がある
IIJmio(みおふぉん)で使っている電話番号を他社で引き継ぐ場合は手数料を支払う必要があります。
手数料はMNP手数料と呼ばれ、3,000円税抜きでIIJmio(みおふぉん)から請求されます。
もちろん、逆のパターンもあり、auなどの他社からIIJmioに乗り換える場合は、乗り換え先からMNP転出手数料を請求されます。
IIJmioは2年縛りや最低利用期間はあるの?契約する前に解約時にかかる違約金などを把握しておこう! 記事まとめ!
今回はIIJmio(みおふぉん)で解約時にかかる違約金などについて解説していきましたが、どうだったでしょうか。
IIJmio(みおふぉん)は、大手キャリアのような縛りはありませんが、「音声通話機能付きSIM」には「音声通話機能解除調定金」が設定されています。
1年間利用すれば「音声通話機能解除調定金」を支払う必要はないので、一年利用する覚悟で契約しましょう。
「SMS機能付きSIM」「データ通信専用SIM」には、最低利用期間の2ヶ月がありますが、違約金もないので、IIJmioがどんな感じなのか知りたい人におすすめです。