この記事ではよりスタンダードな内容だと思われるLINEMOのスマホプランからの乗り換え先とその考え方などをまとめいます。
LINEMOから乗り換えを検討している方は参考にしてみてください。
LINEMOから乗り換え先おすすめ5選
LINEMOは現時点でスマートフォンユーザー向けとしては最もスタンダードと思われるサービス内容をそなえたソフトバンクの携帯電話プランです。
https://www.linemo.jp/plan/
LINEMOには現在2つのバリエーションが準備されています。通信データ量が3GBの小容量プラン「ミニプラン」と、現時点では一般的スマホユーザー像によくマッチしそうな通信データ量20GBの「スマホプラン」です。
とりあえずいくつかのタイプごとに次の5つを代表的なものとしてピックアップしました。
- 【容量不足ユーザー】ソフトバンク・メリハリ無制限+
- 【容量不足ユーザー】povo
- 【容量が余るユーザー】LINEMOミニプラン
- 【容量が余るユーザー】mineo マイそく スタンダードプラン
- 【通話重視ユーザー】ahamo
それぞれの中身を以下で順番に詳しく見ていきます。
LINEMOで困っていること
LINEMOも今のスマホユーザー像をよく調べた上で理解したサービス内容を持っていると思います。基本的に携帯電話回線経由でネットサービスを利用する一般的なユーザーならば、おおむね問題なく対応可能な通信データ量などが提供されていると言えるでしょう。
そういった内容でユーザーの恐らく8割以上はカバー出来ると思われますが、その枠からはみ出すユーザーは必ず存在します。
(慢性的に)通信データ量が足りない
まず考えられるタップとしては、ネット動画をたくさん見るユーザーとか大きなデータのクラウドストレージとの同期を高い頻度で行う必要があるユーザーが上げられます。こういったユーザーだと20GBのデータ量などはあっという間に使いきってしまうことでしょう。
どの携帯電話プランもデータ量の追加チャージは割高な設定になっていますから、料金を抑えようと思ったら出来るだけ基本の通信データ量でやりくりするのが基本です。
ですので慢性的に通信データ量が不足して追加チャージを行い続けているようなユーザーは、追加購入するデータ量次第ではありますが各キャリアの通信データ量使い放題のプランに移行した方が何かと都合が良いケースが増えます。
いつもデータ量が余る
ネット利用は自宅でじっくり行うことが多く出先のスマホからは限定的な使い方になるようなユーザーで、自宅には光回線とWi-Fiアクセスポイントなどがしっかり準備されている場合、携帯電話回線経由のデータ通信はビックリするほど少なく抑えられるものです。
こういったユーザですとLINEMOスマホプランの通信データ量はまず間違いなく毎月大幅に余らせることになると思います。
こういったユーザーは小容量プランに乗り換えることで月々の通信費の圧縮が可能です。
通話重視のユーザー
auのpovoはそのサービスの構造的に当たり前ではあるのですが、LINEMOのほうも標準のサービス内容には通話関係のおトクなサービスがついていません。
LINEMOの通話関係のオプションサービスはソフトバンクの他のプラン用のものよりも料金設定が低く抑えられてはいるものの、通話を多用するユーザーは利用料金がやや高めになることは否めません。
出先でスマートフォン経由のネットサービス利用をそれなりに行い通話の機会も多いユーザーは、通話料金関連で改善を検討するケースが出てくるかもしれません。
今は通話重視のユーザーの受け皿となれるより通話関連のコスパが高いサービスもあるからです。
LINEMOから乗り換え先おすすめプランを詳しく解説
ではLINEMOで困るパターンごとにおすすめプランをご紹介していきます。
【容量不足ユーザー】メリハリ無制限+
LINEMOスマホプランの月々20GBの通信データ量では毎月のようにギガが大幅に足りないユーザー、例えば100GBをコンスタントに消費してしまうような使い方をする場合には、思い切って通信データ量使い放題のプランへの乗り換えを検討した方がいいでしょう。
この場合、第一候補は同じソフトバンクのメリハリ無制限+です。
https://www.softbank.jp/mobile/price_plan/data/merihari-unlimited-plus/
ドコモのeximoやauの無制限プランとそっくりなサービス内容で、ソフトバンク系のサービスや家族割を併用することで料金がとてもリーズナブルになる設定です。
【容量不足ユーザー】povo
LINEMOにはahamo大盛りのような大容量側のデータ量バリエーションがありません。ですので無制限プランに行くまでデータ量を使っていないユーザーなら、通信データ量に関してもかなり柔軟に対応出来るpovoがおすすめプランの一つです。
目安としては月々50GBぐらいの通信データ消費実績になるでしょうか。
https://povo.jp/spec/
具体的には150GB/180日のデータトッピングを3～4ヶ月で使い切るイメージですね。月4,000円前後の料金で40GB～50GB程度の利用をカバー出来ます。
【容量が余るユーザー】LINEMOミニプラン
当初、ネット利用は自宅でもスマホを使った携帯電話回線経由で行っていたけれども光回線などをあとから導入、Wi-Fiアクセスポイントを設置して自宅の通信は光回線に逃がせるようになった、と言ったケースでは、携帯電話側の通信データ量が大幅に減ることになるでしょう。
このようにしてLINEMOスマホプランのデータ量を使い切れなくなったユーザーなどは、利用料金が安い小容量プランへの引っ越しを検討した方がいいでしょう。
その時の一番のおすすめは同じLINEMOのバリエーションであるLINEMOミニプランです。
https://www.linemo.jp/plan/
LINEMOからLINEMOへの乗り換えならば、使っていたスマホを全く問題なく流用出来ます。
【容量が余るユーザー】mineo マイそく スタンダードプラン
LINEMOミニプランと同じ価格で利用でき、使い方によっては外出先でもネットサービスがよりたくさん利用可能になるのがmineoのマイそくシリーズです。価格を抑えることを重視するならばスタンダードプランが良いでしょう。
https://mineo.jp/price/
実はネットサービスの中で本当の高速通信が必要なものはかなり限られます。マイそくスタンダードプランの通信速度ならばネット動画の標準画質にも対応できます。
【通話重視ユーザー】ahamo
ちょっと意外に思われるかもしれませんがドコモのahamoは通話にも割と大きなウェイトを置いたサービスになっています。
https://ahamo.com/plan/index.html
そもそも基本プランのサービスの中身に「5分間かけ放題」オプションが内蔵されています。このため通信データ量20GB＋5分間かけ放題の組み合わせでは、LINEMOスマホプランよりもpovoよりも料金が少し安いのです。
さらに通話し放題オプションもかなり割安な「1,100円/月」で利用出来ますので、外出先である程度しっかりスマホを利用しつつ通話の頻度も高いユーザーはahamoへの乗り換えで料金面、便利性を改善出来る可能性があります。
LINEMOからのおすすめ乗り換え先にプランついて解説！
ここまででLINEMOからの乗り換え先プランとして取り上げたサービスの中身を少しだけ追加で解説しておきましょう。
メリハリ無制限+
メリハリ無制限+プランはソフトバンクの通信データ量使い放題の料金プランです。
他社の同等のプランとほぼ同じ性格・サービスを持つプランになっていて、素の状態だと7,425円/月と高めに見える料金です。が、ソフトバンクの光回線などとの併用、家族割などを利用することで4,928円/月のリーズナブルな価格で利用できるようになります。
極端にデータ通信の量が少ない月は自動的に料金が割引になるのも他社と同様です。
通信には少し制限が課される設定で、その月の通信データ量が200GBを超えると最大通信速度が4.5Mbpsに抑制されます。また、テザリングは50GBまでとなっていますので、固定回線代わりの運用にはちょと厳しいユーザーもいるかもしれません。
通話関連のオプションは完全に外付けの形になりますので、通話の機会が多いユーザーは少し注意が必要です。
povo
皆さんご存じのauの主力携帯電話プランです。
通話・通信権だけを持つベースプランの維持費をゼロ円として、実際に活用するために必要な通話・通信の権利を外付けの有償「トッピング」として分離した極めてユニークなサービス形態を持っています。
https://povo.jp/spec/topping/list/
ワンプランではなくなっていてユーザーの分りやすさ・使いやすさの点では後退しましたが、その分、他にはない極めて自由度が高いカスタマイズ性を備えたことが最大の特徴となっています。
通信データ量などのやりくりをとても柔軟に行えるようになっていてコスパも上々。20GBの通信データ量を付けるとLINEMOスマホプランと同価格、ほぼ同等のサービス内容になる直接のライバル関係となるプランです。
ahamo
ドコモのLINEMOと直接ぶつかる関係にある携帯電話プランです。通信データ量には20GBのスタンダードなものと100GBと大容量側に振ったプランがあるのが特徴となるでしょうか。小容量プランを準備したLINEMOとは対照的な展開です。
20GBプランの基本料金はわずかにLINEMOスマホプランより高い2,970円/月ですが、ahamoの基本サービスには5分かけ放題オプションがついていて、実は通話にも配慮したサービス内容になっているプランだったりします。
https://ahamo.com/plan/index.html
通話し放題オプションも1,100円/月とこのオプションを提供する携帯電話のブランドの中では最安クラスの設定となっていて、スタンダードな携帯電話プランの中では最も通話向きのプランの一つです。
LINEMOミニプラン
他の箇所でも少し触れていますが、LINEMOには小容量プランのバリエーションが設定されています。それがLINEMOミニプランで基本の通信データ量は3GB。これを月々わずか990円で利用可能という非常にお手軽な携帯電話プランになっています。
小容量プランながらLINEでのやりとりがカウントフリー対象になる「LINEギガフリー」にキッチリ対応しており、LINEでのやりとりを多用するユーザーには表示上の容量以上の使い勝手が実現されるはずです。
mineo マイそく スタンダードプラン
mineoは格安SIMサービスの中でもユニークなサービス内容を持つプラン・オプションをいくつも提供しているブランドです。その中でも他にはないユニークな存在と言えるのが「マイそく」シリーズのプランでしょう。
マイそくシリーズには「本当の高速通信」がなく、最大通信速度が異なる合計4つのバリエーションが展開されています。その中でもスタンダードプランは使い勝手と利用料金の手軽さを高次元でバランスさせた上手な落とし所を狙ったサービスです。
マイそくスタンダードプランの最大通信速度は基本1.5Mbps。一見非常に遅い通信速度に見えますが、多くの動画配信の標準画質には十分対応が可能でニュースサイトなどの閲覧も問題はないでしょう。ただ、クラウドストレージとの大きなデータの同期やネット動画の高画質モードの視聴などには支障が出る可能性もあります。
本当の高速での大容量の通信が必要になったら、24時間データ使い放題オプションで柔軟な対応が可能な点も魅力の一つです。
