上手に通信データ量をやりくりするコツ、mineoスイッチとは?
今の格安SIMではユーザーが低速モードを選べる
携帯電話回線を使用したインターネット接続サービスには、以前から「低速モード」が存在しています。月々の通信データ量を使いきってしまったり、一時に膨大なデータをまとめてやりとりしてしまったりした場合などに、「速度規制」がかかった状態が低速モードです。
ですので通常は低速モードはかなりネガティブな意味で使われることが多いでしょう。
ですが今の格安SIMでは「積極的に」低速モードを活用する方向性が生まれていて、ユーザーが任意のタイミングで通信モードを低速に切り替える機能が提供されています。
mineoもこの切り替えに対応する格安SIMサービスです。
https://mineo.jp/
低速モードに切り替える「mineoスイッチ」
mineoではこの通信速度を低速モードに切り替える機能を「mineoスイッチ」と名付けて、設定切替用にアプリからボタン一発で利用出来るようになっています。
https://support.mineo.jp/usqa/service/option/option/4210278_8859.html
mineoではmineoスイッチで通信を低速モードに切り替えると、通信速度の上限が200kbpsに制限されるようになります。
この速度は大手キャリアの回線で速度規制がかかった状態の128kbpsよりも5割ほど高速ではありますが、光回線やADSLが生まれる前のインターネット接続回線の速度と似たり寄ったりの低速ぶりです。
mineoの低速モードでは最初の75kBのみ高速通信でデータを取ってこられるバースト転送が組み込まれていますが、それでも今風の各種ネットサービスを利用するにはとても十分とは言えない通信速度です。
mineoスイッチの使い方!
mineoスイッチの使い方はシンプルです。
ボタン1つタップするだけで、低速モードと高速モードを切り替えできます。
まずはmineoアプリをアップルストアor GooglePlayでインストールします。
「mineoスイッチ」をタップします。
「mineoスイッチ」がホーム画面に表示されたら、「mineoスイッチ」をタップします。
minoeスイッチではボタンをタップして、1分間は切り替えができないようになっています。
OKをタップします。
制限中と表示されれば低速モード中となっています。
私は、パケット放題Plusを契約しているので上の方に「通信速度最大1.5Mbps適用中」と表示されています。
わざわざ通信速度が遅いモードを使う意味
なぜわざわざそんな実用性に疑問がつきそうな低速モードをユーザーが任意のタイミングで利用出来るようにしているかというと、「低速モードでの通信のデータ量は月々の通信容量にカウントされない」から、理由はこの一点に尽きます。
通信速度が思い切り抑制された状態ですからどれだけ使ったとしてもトータルのデータ量はたかが知れてはいるものの、それでも事実上「データ量は使い放題」といえる状況にはなるわけです。
低速モードでの接続のパケットは月々の通信データ量にカウントされませんからmineoスイッチで積極的にこのモードに切り替えることで、月々の通信データ量の節約が出来ます。
大量の画像があること前提のインスタグラムのようなサービスや動画配信、音楽のストリーミング配信サービスなどを利用するには全くの力不足ですが、一般的なニュースサイトなど文章メインのサービスであればある程度の実用性が確保できます。
積極的にスマートフォンを使わないときにはmineoスイッチで低速通信モードに切り替えておくことで、月々の通信データ量を簡単に節約可能になります。
通信データ量が小さなプランでも、より上手にかつ有効に容量を活用できる可能性が出てきます。
パケット放題Plusと併用すると実用性抜群
mineoでは毎月385円(税込み)追加することでオプションサービスの「パケット放題Plus」を利用出来ます。こちらのオプションは低速モードの通信速度が事実上1.5Mbpsまで上がるサービスと考えると分りやすいでしょう。
https://mineo.jp/service/data/packet-free/
ここまでの速度が出るなら、かなり幅広いサービスの実用性が一気に高まります。
理論上はYouTubeの標準解像度の動画が普通に見られるはずですし、多少待てばインスタの記事も閲覧できると思います。音楽ストリーミングサービスなんかは余裕ですね。
Yahoo!ニュースのような文字情報メインのサイトなどはほとんど何も問題なく閲覧できるはずです。
こういったオプションも合わせ、mineoスイッチで上手にパケットを節約して安くかつ快適なネット生活を送りたいですね。