外出先でWi-Fiにしか対応していないPCやタブレットを使用する場合、モバイルWi-Fiルーターは欠かせません。
出先にWi-Fiがあるとは限りませんし、セキュリティー面でも不安があるからです。
Wi-Fiルーターの維持費を抑えるために、MVNOを利用するのは賢い選択です。
その中でもオススメなのが、大容量コースが設定されているLIBMOです。
LIBMOでWi-Fiルーターを使うメリットとデメリット
LIBMOでWi-Fiルーターを使用するメリットとしては、大手キャリアと比較して格安であることと、MVNOには珍しく大容量コースが使えることが挙げられます。
一方で、キャリアから回線を借りて運営しているMVNOの特性上、どうしても回線スピードが遅くなる時間帯が生じてしまうというデメリットもあります。
大手キャリアに比べて割安
大手キャリアはWi-Fiルーターに使用するデータ通信コースであっても、MVNOと比較すると割高に設定されています。
ドコモを例に取れば、月々の利用料金は2~7GBのギガライトで2,980~5,980円、30GBのギガホで6,980円です。他の大手キャリアも、割高であることに変わりはありません。
そのお金が手厚いサポートに生かされているわけですが、使い慣れている人にとっては「余計なお世話」となってしまうこともあるでしょう。
これに対してLIBMOの料金は、データ通信コースだと3GBプランで880円、6GBプランで1,480円、30GBプランでも5,880円で、ギガホよりも割安となっています。
月々の通信料金を抑えることが第一という人ならば、大手キャリアを選ぶメリットは皆無です。LIBMOをはじめとするMVNOでWi-Fiルーターを使用するメリットは、大きいでしょう。
大容量コースなら安心して使える
MVNOのデメリットのひとつとして、大容量コースが設定されていないことが挙げられます。高いことを承知で大手キャリアを使う人の中には、この大容量コースの利用が目的という人もいます。
あるMVNOの場合、データ通信コースの容量が、最大で月々7GBに抑えられています。これでは、いつ容量を使い切ってしまうかと心配になってしまいます。
Wi-Fiルーターを複数人で使用している場合も同じです。1人ひとりの容量がそれほどでなくても、複数人だと7GBなどあっという間に使い切ってしまうでしょう。
LIBMOの場合はこうした場合があるのを想定し、20GBや30GBといった大容量コースを設定しています。こうしたコースならば、容量の上限を気にしないでネットが利用できます。
回線が遅い時間帯があるのが玉に瑕
MVNOは大手キャリアから回線を借りていますので、利用者が多い時間帯は通信スピードが低下してしまいやすいとされています。
実際、昼休憩で利用者が増える正午頃は、どこのMVNOも全体的に通信スピードが落ちます。回線を利用しているMVNOが多いドコモは、この傾向が強く出ます。
LIBMOはドコモ系のMVNOなので、やはり利用者が多い時間帯は通信スピードが低下する傾向があります。比較的、回線スピードは速い方なのですが、MVNOの宿命とは無縁ではないのです。
混雑時でも回線スピードを一定に保ちたいなら、大手キャリアを利用するのが確実です。ただ、そのために高いお金を払うかどうかは、判断の分かれるところです。
LIBMOでWi-Fiルーターを一緒に購入すればさらにお得
LIBMOではWi-Fiルーターも取り扱っています。回線契約と同時に購入すると割引サービスが受けられ、さらにお得となっています。
Wi-F-ルーターの価格が割引になる
LIBMOには回線契約と同時に端末を購入すると、端末が割引価格になる「端末購入サポートプログラム」が設定されています。このサポートプログラム、Wi-Fiルーターにも適用可能なのです。
分割支払いにした場合、24ヶ月間にわたって毎月300円が割引になります。一括支払いの場合は24ヶ月分、8,400円の割引になるのです。
Wi-Fiルーターには、スマートフォンのように高価な商品はありませんが、割引額は同じです。MP02LNなら1万2,000円の7割に当たる額が割引になるのです。
たったの3,600円でWi-Fiルーターが購入できるのなら、安いものです。Wi-FiルーターもまとめてLIBMOで買った方がいいのではないでしょうか。
通信料も6ヶ月間割引に
LIBMOの割引サービスはこれだけではありません。専用のキャンペーンページから申し込むことで、通信料金を6ヶ月間、400円割り引いてくれるのです。
このキャンペーンも音声通話SIMだけではなく、データ専用SIMも対象となっています。データ専用コースは音声通話付きより割安なのに、さらに安くなるというわけです。
例えば3GBコースなら480円となり、ほぼ半額になります。30GBコースでも、5,880円から5,480円に割り引いてくれるのです。
6ヶ月間の割引総額は2,400円で、10GBコース(月額2,280円)1ヶ月分よりも多くなります。こちらも、利用しない手はないでしょう。
LIBMOだとWi-Fiルーターはどんな機種を選べる?
LIBMOで選べるWi-FiルーターはMP02LN SA、MR05LN、HT100LNの3機種です。いずれもNECの製品ですが、どのような特徴があるのでしょうか。
安価なエントリー機MP02LN SA
2020年7月22日に発売された、比較的新しいポケットWi-Fiルーターです。電子レンジなどの干渉を受けやすい2.4GHz帯だけではなく、5GHz帯にも対応しています。
サイズは50mm×91mmで、重さは71gと非常に軽量です。連続稼働時間は10時間で、10台までが接続可能となっています。
回線速度は、LTEの150Mbpsに対応しています。比較的新しい機種でありながら、よりスピードの速いLTE-Advancedに対応していませんが、価格が13,200円と安いので仕方がないところです。
高性能だがやや割高なMR05LN
2016年9月に発売された比較的古い機種ですが、性能面では最新型と大差はありません。こちらも2.4GHz帯と5GHz帯に対応しており、10台まで接続可能です。
2枚のSIMを差して、通信状態に合わせて切り替えられるのが特徴です。その分、サイズは63mm×115mm、重さは115gと、MP02LNよりやや大ぶりになっています。
回線速度はLTEの150Mbpsだけではなく、LTE-Advancedの375Mbpsなどにも対応しています。大容量を有効に使いたい人にオススメですが、価格は23,232円とやや割高です。
唯一のホームタイプHT100LN
こちらはポータブルタイプではなく、ACアダプターから電源を取るホームWi-Fiルーターです。自宅にネット回線がない人向きの商品だといえます。
発売は2017年8月で、2.4GHz帯と5GHz帯に対応しています。サイズは130mm×130mmとポータブルタイプよりは大きいですが、200gと重くないので宿泊先などでも使用できます。
回線速度については、対応はLTEの150Mbpsのみです。LTE-Advancedには非対応ですが、価格は17,160円とそれほど高くありません。
LIBMOでは持ち込みWi-Fiルーターは使えるのか
では、データ専用SIMだけを契約し、Wi-Fiルーターはこちらで持ち込んで使うことができるのでしょうか。結論からいえば「可能だが条件がつくケースもある」となります。
Wi-Fiルーターを持ち込む方法としては、以前使用していたキャリアの商品を再利用することが考えられます。また、メルカリなどで中古品を安く入手する方法もあります。
こうしたWi-Fiルーターですが、SIMフリーの商品なら間違いなく使用可能です。また、SIMフリーでなくても、ドコモの回線に対応している商品ならそのまま使えます。
ただ、auやソフトバンクの回線で使用していた商品の場合、そのままではダメなケースが多いです。SIMロックを解除してもらえば使えますが、別に料金が発生します。
また、商品がドコモの周波数(BAND)に対応していないこともあります。主力のBAND1は全キャリアが対応していますが、届きやすいBAND19にWi-Fiルーターが対応していないようなケースです。
その場合は、室内などで電波が届きにくい場所ができてしまう可能性もあります。対応BANDについては商品の説明書に記載されていますので、ちゃんと確認しておきましょう。