【au×デュアルSIM】最強の組み合わせパターン8つを紹介!

この記事ではau回線を使ったデュアルSIM運用を行うケースで、ユーザーのニーズを考慮した運用パターンを分類。

そこからデュアルSIMの運用パターンごとにおすすめ出来るプランの組み合わせをまとめていきます。

また、それに関連する情報やデュアルSIM運用に適したスマートフォン本体の紹介も併せて行います。

バックアップ回線/複数電話番号維持目的ならコレ!

サブ回線側は出来るだけ「安く回線を維持」出来るプランで、ドコモ回線以外のものがおすすめです。

mineo マイそくスーパーライトプラン(Dプラン、Sプラン)
povo

うさぎさん

au回線でデュアルSIMの組み合わせ最強パターン8つを紹介していくよ。

au×デュアルSIMとは2つの回線を同時利用すること

スマートフォン、携帯電話回線関連で少しずつ注目度が上がっているワードがあります。

その一つが「デュアルSIM」です。

スマートフォン側の機能として考えると、1台のスマートフォンに二つのSIMを内蔵出来ることを指します。

また、携帯電話におけるSIMカードは携帯電話回線の契約と紐付くものですので、デュアルSIM運用をすると言うことは「2つの携帯電話回線を同時に利用する」という意味にもなります。

au×デュアルSIM選び!考え方の4つの例

デュアルSIM運用を行うということは2つの携帯電話プランを契約することになります。

わざわざ2回線目を持つということは、1回線だけでは満たせない何らかの目的を満たすための手段と言うことになるでしょう。

1回線運用の弱点を埋めるため、とも言えるかもしれませんね。

その考え方の代表的なパターンを思いつく限りリストアップしていきますが、この点をハッキリとさせることで使用目的にマッチしやすいプランの選び方も自ずと浮き上がってくることになると思います。

実際にデュアルSIMを使う際にはご自分の目的をクリアにするために、以下も参考になさってみてください。

例1:バックアップ回線

まず一つ目。

複数の携帯電話キャリアの回線を同時に持っておくことで、トラブルなどの際の緊急避難用連絡手段の確保を目的とするものです。

災害などもそうですが、これだけ長く携帯電話が使われていても未だにキャリア側の何らかのトラブルにより通信が行えなくなるケースは発生します。

ここ数年、大手でも何度か重大なトラブルが起きましたし、ドコモは今でもネット接続における実効通信速度の低下問題で苦しんでいます。

また、トラブルではなくても人口が少ない地域や都市部のど真ん中の頑丈な建物の影や中など、携帯電話の電波が捕まりにくい場所は残っています。同じ場所でもキャリアによって電波強度が変わることは良くありますから、接続性確保の為に複数のキャリアの契約を持っておくのにも十分な理由があります。

例2:通信データ量確保目的

続いてネット接続で消費する通信データ量をリーズナブルかつ十分に確保するための工夫ですね。

総務省の圧力などにより携帯電話回線経由の通信で利用出来る通信データ量辺りの単価は大幅に下がりました。

ですが、それでもコストとの兼ね合いから、使い方を工夫する余地がたくさん残されています。

デュアルSIM運用もプランの組み合わせや使い方の工夫で、コストを抑えつつネットサービスをより活用する方法が存在しています。

例3:通話を安く行うため

以前よりはこちらのニーズは薄れてきているとは思いますが、携帯「電話回線」である以上は音声通話のニーズは必ず残ります。

肉声でのコミュニケーションでしか伝えられないものもありますし、ビジネスユースで大量の通話が必須のユーザーもいることでしょう。

そういったユーザーの通話料金圧縮を、上手にデュアルSIM運用を活用して行うことも可能です。

例4:複数電話番号維持目的

格安SIMサービスのデータ専用プランを除けば携帯電話のプランには必ず電話番号と通話の権利がついてきます。

多くのユーザーは1つの電話番号だけで通話関連の管理は可能だと思いますが、例えばプライベートとビジネス目的の電話番号は切り分けたい、と言った感じで、複数の電話番号を常に保持しておきたいケースも多々あることでしょう。

そういった目的もデュアルSIM運用なら簡単に満たすことが出来ます。

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au回線でデュアルSIMを使うメリット

au回線を絡めたデュアルSIM運用を行うことでゲット出来るメリットは、一言でまとめてしまうならば前の節でまとめた「目的」を達成することが出来る、と言うことになります。

スマホ経由でのネットの利用のしかたをキチンと把握した上で組み合わせるプランを工夫することで、コストを抑制しながら必要十分な通信データ量と回線のパフォーマンスを確保することが可能です。

ネットサービスの種類も増えそれぞれのサービスが要求するパフォーマンスにも大きな開きがあることが分ってきています。

そして、そういったバリエーションに対応可能なプランも今ならあります。

また、複数のキャリアのプランを同時に維持しておくことで、トラブル時の回線の冗長性の確保にも繋がります。

常時ネットとの接続が不可欠なユーザーもいるでしょうし、音声通話での接続性が大切なユーザーもいることでしょう。

そういった方にとってはデュアルSIM運用が一種の「保険」にもなるはずですね。

もちろん音声ありのプランを契約するなら電話番号を複数持って使い分けることも出来るようになります。

au回線でデュアルSIMを使うデメリット

デュアルSIMで運用する際、最初に問題となる可能性があるのは2回線を維持するためのコスト面でしょう。

当たり前のお話ではありますが、デュアルSIM運用は基本的には1回線のみの契約よりも余分にお金がかかります。

また、運用面も少々手間が余分にかかるようになります。DSDS端末を使っていればどちらの回線に着信する通話も同時に待ち受けができ何の切り替えもなしで着信できますが、ネット接続などで利用する回線は手動で選択する必要があります。

回線使い分けをうっかりミスると、せっかくの通信データ量辺りのコスト圧縮も上手くいかなくなってしまう可能性があります。

2回線を同時運用することで様々な便利性を引き出せる可能性がありますが、それはしっかり運用出来ること前提であることも意識しておきましょう。

au×おすすめデュアルSIM最強の組み合わせ例

ではauのプランと2回線目の組み合わせのモデルパターンを順番にまとめていきます。

auの使い放題MAXをベースにSIMと組み合わせパターン

使い放題MAXプランは4G、5G回線経由のデータ通信で通信データ量が無制限になるプランです。

テザリングでの通信に上限があることや混雑時に速度制限がかかる制約はありますが、スマートフォンからは基本通信し放題になります。

https://www.au.com/mobile/charge/smartphone/plan/data-unlimited/

このためサブ回線側で通信データ量を補う必要が基本ありません。

そこから自ずと2回線目で選ぶプランが決まります。

バックアップ回線/複数電話番号維持目的

バックアップ回線という観点なら2回線目はau以外のキャリアを選びましょう。2回線目を音声ありのプランにすることで同時に2つの電話番号の使い分けが可能になります。

この場合のおすすめプランは以下のものになるでしょう。

mineo マイそくスーパーライトプラン(Dプラン、Sプラン)

mineoのプランならau回線がダウンしているときに24時間データ使い放題のオプションを付けることで、ネット接続目的でもほぼ完全なバックアップ回線になることができます。

また、複数電話番号所持だけが目的ならば2回線目をpovoにするのもアリです。

通話を安く行うため

auの使い放題MAXプランの通話オプションは、5分間かけ放題が880円、通話し放題が1,980円とやや高めの設定です。2回線目を音声通話オプションが安いプランにすることで、通話分の負担を軽減出来ます。

おすすめプランは次の2つです。

povo+通話オプション
mineo マイそくスーパーライトプラン+通話オプション

mineoは通話し放題オプションの設定が他社よりもかなり抑えられていて、通話重視のユーザーにはちょっと注目してもらいたいサービスですね。

auのスマホミニプランとの組み合わせパターン

スマホミニプランは多段階ステップ料金制をとる小容量プランになっています。

https://www.au.com/mobile/charge/smartphone/plan/sp-mini/

通信データ量は最大でも4GBまでとなっていますが、au自身もこのプランの説明に記載しているとおり今となってはこのプランの価格面での競争力はかなり限定的なものになっています。基本、月々の通信データ量を1GB未満に抑えられなければこのプランを選ぶ意味が薄いのです。

この辺りを頭に置いて使いこなしを考えてみましょう。

バックアップ回線/複数電話番号維持目的

スマホミニプランを選ぶユーザーはスマートフォンではあまりネットのサービスをヘビーには利用しないユーザーが多いと思います。また、併せて携帯電話に支払う料金も抑えたい方が多いのではないかと思います。

ですのでバックアップ回線、二つ目の電話番号を持ちたいと言う場合でも、料金は出来るだけ抑制したい、と言うことになるのではないでしょうか。そういった場合におすすめなのは次のプランです。

mineo マイそくスーパーライトプラン(DプランまたはSプラン)

mineoのマイそくスーパーライトプランはそれ単体ではほぼ通話専用と言ったプランになっていて、料金の安さはピカイチです。au回線がダウンしたときには、24時間データ通信し放題のオプションなどにより、バックアップ回線としても十分役に立ちます。

回線のバックアップの目的が不要でしたら、サブ回線側をpovoで賄うのも十分考えられます。

通信データ量確保目的

ミニプランを選んでおいて通信データ量ももっと欲しい、というのは若干矛盾を感じないわけでもないのですが、もう少しデータを使いたいけど料金もあまり上げたくない、というようなパターンは考えられるかもしれません。

このパターンではデータ通信はむしろサブ回線メインと考えた方がいいかもしれませんね。おすすめは次の2つです。

mineo マイそくスタンダードプラン
イオンモバイル さいてきプラン

スマートフォンでより本格的にネットを利用したいのでしたら、メインのプランをスマホミニプランからpovoやauのサブブランドであるUQモバイル等に乗り換えることも検討した方がいいかもしれません。

通話を安く行うため

auの携帯電話プランでは通話オプションがやや高めの設定になっています。5分間かけ放題が880円、通話し放題オプションは1,980円します。通話オプションなどが安上がりな他のサービスを検討する余地があります。

取りあえずのおすすめは次の2つのプランです。

日本通信SIM 合理的みんなのプラン
povo+通話オプション

povoとの組み合わせパターン

最後に今ではau系の主力プランになったと言って過言ではないpovoとの組み合わせを考えてみましょう。

https://povo.jp/spec/

povoは極めて高いカスタマイズ性がある独特のサービス内容になっていますので、サブ回線側に担当させる機能はかなり限られてくる可能性もあります。だいたいはpovoだけあれば何とかなってしまうからですね。

それでもpovoも万能ではありません。

バックアップ回線/複数電話番号維持目的

バックアップ回線を持つという意味ではサブ回線はau以外のキャリアになります。おすすめできるプランとしては次の2つもアリでしょう。

LINEMOミニプラン
irumo 0.5GB

電話番号を2つ持つだけでOKと言うことでしたら、サブ回線もpovoと言うのもアリです。トッピングを最低限に抑えることで維持コストも最小化出来ます。

通信データ量確保目的

povoで提供されているデータトッピングを大きく超えるデータ量を高いコスパで利用したいと思ったら、この上は各社の通信データ量使い放題プランが最もマッチする可能性が高いのではないかと思います。そういった観点では次の3つを推しておきます。

楽天モバイル
au 使い放題MAX
eximo

KDDI系のサービスと親和性が高いユーザーは使い放題MAXが、ドコモのサービスを活用するのもOKなユーザーでしたらドコモeximoのコスパが優秀です。

ネット動画の大量視聴で通信データ量をたくさん消費している、と言うユーザーでしたら、サブ回線はmineoのマイそくスタンダードプランにしてそちらに通信データ量を逃がすことも考えられます。

スマホの小さな画面での視聴なら、動画配信サービスの高画質モードはほぼいらないのです。標準画質モード以下でしたら、実効通信速度はさほど求められません。1Mbps出れば十分です。

通話を安く行うため

povoはauのプランと比較すると通話オプションが安めですが、さらにお得な設定のプランもあります。その一つが次のサービスですね。

mineo マイそくスーパーライトプラン+通話オプション

mineoは通話オプションが安いので他の組み合わせでも上手に使いたいサービスです。

デュアルSIM運用におすすめな端末

デュアルSIM運用を行いやすいスマートフォンが備えているべきスペックがいくつかあります。

また、auとそれ以外のキャリアの回線でデュアルSIM運用を行うためには、絶対に必要になるスペックもあります。

この節ではその点を簡単にまとめておきます。

DSDS対応端末

デュアルSIM運用を行う際にはほぼ必須といっていい機能/スペックが「DSDS」です。

DSDSは「Dual SIM Dual Stanby」の略でSIMカードを2枚セット出来るだけでなく、両方の回線にかかってくる電話の同時待ち受けが出来る、という意味になります。

どちらのSIMがメインになっていても2つの電話の同時待ち受けが出来ますので、切り替え操作が少なくて済みます。

運用が圧倒的に楽になります。

グローバル端末

続いてサブ回線をau系以外の他社、ドコモ系、ソフトバンク系、楽天モバイル系とする場合には、選ぶスマートフォンは「グローバルモデル」のものを選ぶ必要があります。

各キャリアが販売するスマートフォンはそれぞれのキャリアの「バンド」に最適化されている可能性があります。

このためauのスマートフォンではドコモ回線、ソフトバンク回線、楽天モバイル回線との接続性が悪くなる可能性が高いのです。

au系+au系のデュアルSIM運用でない場合、サブ回線側の運用に支障をきたす可能性があります。

このときには単にau扱いのスマホをSIMロック解除するだけではなく、真の意味でのSIMロックフリー=グローバルモデルのスマホを準備する必要があります。

Amazonやスマホメーカーの直販店から購入すると良いでしょう。

グローバルモデルのスマホにも一応注意点はあって、端末によっては5Gの「ミリ波」と呼ばれるバンドに対応していない機種があります。

実効通信速度に関して最高のパフォーマンスを出せないケースがあることはちょっと頭の片隅にでも置いておいてください。

ただまあ、ものすごく高速な領域での差になりますので、実用上はほぼ問題はないはずです。ミリ波対応のエリアも極めて狭いですし。

では以下にこのジャンルのおすすめスマホ3機種をピックアップしてご紹介します。

ハイエンド級:ASUS Zen Phone 10

パソコンやパソコンパーツのメーカーとしてもメジャーどころのASUSが手がけているスマホの中でも最新のハイエンド機種です。

最新のSoCであるSnapdragon 8 Gen2を搭載しています。

https://www.asus.com/jp/mobile-handhelds/phones/zenfone/zenfone-10/

強力なスペックも持ちつつ、ハイエンド機種としては比較的手頃な価格を実現しているのが特徴。また、一貫して最近のスマートフォンとしては小さめのディスプレイを搭載して、操作感の良さを追求しているのもこのシリーズのキャラクターです。

SIMカードはnanoSIM対応の物理スロットを二つ備えています。

ミドルクラス:OPPO Reno9 A

すべてのスペックが今のスマホのミドルレンジど真ん中と言える内容を持っています。

発売時期は少し前にはなりましたが、採用するSoCはミドルレンジの代表格Snapdragon 695 5Gです。

https://www.oppo.com/jp/smartphones/series-reno/reno9-a/

ミドル機ながらモデルライフが長めになった関係もあって入手しやすい価格帯に落ちてきています。

狙い目端末の一つですね。

SIMはnanoSIMカードスロット+eSIMによるデュアル対応です。

エントリー級:Redmi 12 5G

エントリー機向けの最新SoCであるSnapdragon 4 Gen2を採用した意欲機です。前世代のSoCから着実なパフォーマンスアップが実現されています。

https://www.mi.com/jp/product/redmi-12-5g/

新しい機種の分、まだ価格がこなれ切れていない面はあるものの、より新しいOSバージョンがインストールされているのは魅力になります。

SIMはこの機種もnanoSIM+eSIMとなります。

au扱い

auモデルのスマートフォンは基本的には必ずauのバンドに最適化されていると考えいただく方が安全でしょう。

ですのでこれらの機種を使ってデュアルSIM運用をする場合には、サブ回線側もau系の回線を利用することになります。au、povo、UQモバイル、格安SIMサービスではau回線を使用するプランがマッチします。

このため「バックアップ回線」の意味はほぼなくなり、その他の便利性追求のためのサブ回線になります。

iPhone SE(第三世代)

初期のiPhone良さでもあるコンパクトさ、ホームボタンを受け継ぐ最新の端末がiPhone SEシリーズです。

各キャリアのベストセラーとなっていますが、auからも最新の第三世代機が購入出来ます。

https://www.au.com/iphone/product/iphone-se/

SoCなどはかなり新しい世代のものが使われていますので、性能面も一切問題がありません。もちろん5G通信にも対応します。

SIMはnanoSIMスロットとeSIMによるデュアル対応です。

Xperia 10 V

Xperiaシリーズは「IV」と付く世代からデュアルSIMに対応しています。この記事では2023年初夏に発売される「V」シリーズの方を推しておきましょう。

https://www.au.com/mobile/product/smartphone/sog11/

性能的にはOPPO Reno 9Aなどと横並びになるのではないかと思います。今のスマートフォンではまさにミドルクラスど真ん中の性能になるのではないかと思います。

ただ、2024年初頭はSoCの代替わりのタイミングになっています。

この機種も十分な性能はあるものの、立ち位置的にはエントリーミドルクラスに移りつつあるかもしれません。

お値段的にはミドルレンジ上側の価格帯になりますが、「Xperiaが欲しい」というユーザーには外せない機種になるでしょう。

この機種もnanoSIM+eSIMによるデュアル対応です。

ちなみに著者は同世代のXperia 1 Vを使っています。外部スピーカーの音、ちょっとすごいですよ。スマホから出ているとは思えないクリアさです。クラスが違うので全く同じにはならないと思いますが、Xperia 10 Vも音質には期待出来る機種です。

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