マイネオのパケット放題プラスでテザリング!使用感なども!

格安SIM、mineoのユニークなオプション「パケット放題Plus」。

格安SIMサービスmineoは様々なユニークなオプションサービスを持つことでも知られています。ユーザー同士で余った通信データ量を融通し合える機能とか、公式にユーザーコミュニティをサポートする仕組みなどなど。ほかの格安SIMサービスにはないプラスアルファで差別化を図っています。

そのmineoのオプションに「パケット放題Plus」という、これまた面白く使いこなし甲斐がありそうなオプションがあります。

この中身を掘り下げて確認してみましょう。

mineoの「パケット放題Plus」とは

mineoのオプションパケット放題Plusは特定の条件下でなら通信データ量の上限を取っ払うことが出来る、ユニークな通信を利用可能にするものです。

その条件は「通信速度が最大1.5Mbpsに制限される」というもの。
この速度で十分なサービスならばネットへのアクセスはし放題、ということになります。

このオプションを使ったサービスの内容は、mineoが提供しているプランの「マイそく」のスタンダードプランに近いものと考えて良いでしょう。

ただ、マイそくの方にある平日昼間は極端に通信速度が落とされる制約がない分、こちらの方が使いやすいですね。

通信データ量の上限を気にしなくて良いのもスマートフォンを使う際の気楽さに繋がるでしょう。

パケット放題Plusは通信データ量が10GB以上のコースでは追加料金なしで利用可能。通信データ量の上限が小さなプランだと月額税込み385円で利用出来ます。

パケット放題PlusはテザリングOK

パケット放題Plusを含めmineoの通信プランはスマートフォンでテザリングを行なって、他の機材で通信回線を利用することが出来るようになっています。以前は一部の通信サービスでテザリングを使うにはオプション料金が必要なケースもありましたが、今はそういったものが廃止される方向です。

ですので、スマートフォンをモバイルWi-Fiルーターのように活用して、携帯電話回線接続機能のないノートパソコン等々でインターネット接続が出来るようになります。

ただ、テザリングを使ってパソコンなどで通信を行なうとデータ量はかさみがちですから、一般には毎月の通信データ量が大きなサービスで利用する方がサービスや使い方の方向性にはマッチしやすいでしょう。

その点、通信データ量の上限を気にしなくて良いパケット放題Plusとは相性が良いですね。

そもそもテザリングとは

多くの方はご存じでしょうが念のために。

テザリングはスマートフォンなど、携帯電話回線経由でインターネットにアクセスできる機材を「モバイルWi-Fiルーター化する機能」と考えると良いのではないかと思います。

テザリングを行なっているスマホなどにWi-FiやUSBケーブルで接続した機材をインターネットに接続することが出来るようになります。

スマホに繋がるデバイスには携帯電話回線に直接繋がる機能がなくても大丈夫です。その仲立ちをスマートフォンがやってくれます。

パケット放題Plusのテザリングで出来ること

mineoのパケット放題PlusをONにした状態では通信データ量の上限はなくなり使い放題状態になりますが、通信速度は最大1.5Mbpsに制限されます。

回線等々が混雑して通信速度が低下してしまう状態とは違いますので、混雑さえなければ通信速度の上限まではだいたい使い切れるはずです。

ではこの最大通信速度でどんなことが出来るのか、簡単に目安をまとめてみます。

WebサイトやSNSの巡回では、インスタグラムなど大量の画像が貼り付けられているページの閲覧はかなり厳しいと思います。一般的なニュースサイトなど、1ページに数枚の画像があるぐらいならそこそこ快適な閲覧が出来るでしょう。

ただ、ページ内に張られた画像の拡大表示などでは、表示がもたつくケースは出てきます。

YouTubeの動画では標準画質の480p(縦方向の解像度が480ドット)の動画のビットレートが1Mbps程度と言われています。通信の状態が問題なければこのクラスの動画はあまり引っかかることなく視聴可能だと思われます。

他の有料動画配信サービスの動画はもっとビットレートが高い高画質なものも配信されています。ですが、どのサービスも通信速度を見ながら画質を自動調整する機能が備わっています。画質こそ低下するものの、動画自体はきちんと見ることができるでしょう。

音楽のストリーミング配信サービスは、特別に高音質なもの、たとえはAmazon MusicのHD配信ですね、ああいった特定のサービス以外は問題なくスムーズな再生が行えるはずです。

容量が使い放題と言うことで期待したくなるクラウドストレージとの大きなデータの同期とか、WindowsパソコンのWindows Updateなどは「処理時間を度外視すれば」実行自体は可能です。

最大通信速度が保てたとすると、毎秒180kB程度のデータの転送速度が目安になると思います。すごくザックリな計算で毎分10MBぐらい、1GBの転送に最短1時間半程度はかかる概算になります。

これから逆算した所要時間が待てるならば実用性はあるでしょう。

一応計算上は、半日ほど接続して放置すればWindows 11のインストール媒体を作るデータ(8GB弱)も取ってこられるはずです。

まあ、この例はちょっと極端ですが、日常的なサイズのWindows Updateをバックグラウンドで動かすなら、実用性はあると言える気がします。