このページでは「y.u mobileとmineoの比較」と「y.u mobileからmineoに乗り換える方法・注意点」についてまとめています。
y.u mobileからmineoに乗り換えが不安な方や、どちらがお得なのか気になる方は参考にしてみて下さい。
まずはじめにy.u mobileとは?
今回取り上げるy.u mobileですが、他の格安SIMサービスと比較すると後発な点もあって知名度の面でまだこれから感のあるサービスでもあると思います。まずはそのサービス内容をザッと確認しておきましょう。
https://www.yumobile.jp
ここをハッキリとさせておくことで乗り換えの際に気をつけないといけないポイントも明確になりやすいですから。
まずこのサービスの由来的なものからいいますと、ヤマダ電機が立ち上げた自前のYAMADA SIMが源流にあります。この受け入れ先となった格安SIMサービスですね。現在は日本の大手サブスク動画配信サービスを運営するU-NEXT配下のMVNOと考えて良いでしょう。
この関係からU-NEXTと極めて親和性が高いといいますか、U-NEXTのサービスと合体したプラン展開を行う格安SIMサービスになっています。ここがこのサービス最大の特徴と言っていいでしょう。U-NEXTユーザーなら注目に値するサービスです。
そして通信サービスのプラン構成がものすごくシンプルなのも特徴の一つ。基本次の3つのプランしかありません。
プラン | 通信データ量 | 料金 | U-NEXT利用権 |
---|---|---|---|
シングル | 5GB | 1,070円/月 | なし |
シングル U-NEXT | 10GB | 2,970円/月 | あり |
シェア U-NEXT | 20GB | 4,170円/月 | あり |
U-NEXT利用でもらえるポイントを使って通信データ量のチャージが出来るユニークなオプションもついています。このためU-NEXT付きのプランは実質通信データ量が+10GB分あるとも考えられます。
U-NEXT自体の利用料金は2,189円/月となっていますので、これ込みの設定と考えるとy.u mobileの利用料金設定はかなり大胆なものになっていることが分るでしょう。
また、y.u mobileでは通信データ量のくりこしは契約している間ずっと有効になっています。ある月の繰り越し分が翌々月に消失してしまう、なんてことにはなりません。データ量を余すことなく有効活用出来るわけです。
通信回線にはドコモ回線を利用していてエリアの広さなどの安心感は高いですね。ただ、y.u mobileは5G回線には現時点では未対応であることには注意が必要です。
y.u mobileから乗り換えるときの注意点
y.u mobileのサービス内容などを頭に置きながら、mineoに移行するときの注意点をまとめていきましょう。
y.u mobileはMNPワンストップに未対応
まず最初に気をつけておいていただきたいのは、y.u mobileがまだ「MNPワンストップ」には対応していない点です。MNPする際には最初にy.u mobile側での手続きが必要です。
実際に乗り換え手続きを行う際には注意してください。
U-NEXTのヘビーユーザーは乗り換え先プランに注意
次に注意したいのは乗り換え先のサービスで選ぶプランですね。y.u mobileのU-NEXTサービス付きのプランを選ぶユーザーは動画配信サービスを使うためにわざわざこのサービスを選ばれるのでしょうから、動画視聴で消費する通信データ量を考慮したプランを選ぶ必要があるでしょう。
https://www.yumobile.jp/price/singleunext
移行前に月々使っているデータ量の確認は必須です。特に既定の通信データ量では足りずにデータ量の追加チャージをよく使っている方はしっかりと確認しておくようにしましょう。
乗り換え先のmineoで選ぶプランは?
ではy.u mobileからmineoに乗り換えるとき、mineo側で選ぶべきプランを考えてみましょう。
U-NEXTなしプランから
y.u mobileでU-NEXTサービスがついていないプランを使っていたユーザーならば、「マイピタの5GB」にそのまま移行でも良いでしょう。ただ基本料金は少し上がります。
https://www.yumobile.jp/price/single
mineoを上手に活用するコツは「パケット放題Plusをどう上手に活用するか」にあるのではないかと思います。y.u mobileのシングルプランの5GBでは足りずチャージを繰り返しているようなユーザーなら、使っているサービスの中身を精査してパケット放題Plusでの代替を考えてみる価値があると思います。
通信速度が1.5Mbps以下で大丈夫ならば、ほとんどデータ量は使い放題になる訳ですから。
本当の高速通信が不要なユーザーならばマイそくプランを使うことで料金の圧縮も可能です。
U-NEXTありプランから
U-NEXTサービス付きのプランからの乗り換えの場合には、U-NEXT視聴でどれぐらいのデータ量を使っているかをしっかり把握したいところです。
https://www.yumobile.jp/price/share
U-NEXTの画質は高画質、低画質、最低画質の3種類なのですが、ビットレートにするとそれぞれ5Mbps、600kbps、200kbps程度のようです。高画質モードだと30分、低画質だと4.5時間、最低画質だと12時間で1GB消費するとのことです。
このため実は高画質モードで本格的にコンテンツを視聴するためにはy.u mobileのプランの設定では通信データ量が足りません。20GBプランにオプションを使っての30GBあっても動画を15時間しか見られませんから。
ですので、モバイル回線経由の動画視聴は「低画質モード」または「最低画質モード」を基準に考えるのが妥当ではないかと思います。
この場合にはmineo側はマイそくのスタンダードプランやパケット放題Plusで対応可能な可能性が高く、通信サービス単体で考えると実はy.u mobileよりもmineoのほうがU-NEXTの動画配信とは相性がいいとも考えられそうです。
U-NEXTの動画をたっぷり楽しみたいけれど本当の高速通信は不要そうなユーザーならマイそくのスタンダードプラン、高速通信もある程度欲しいユーザーは、マイピタのそれぞれのユーザーにマッチするデータ量+パケット放題Plusと言うのが基本的な使い方になるでしょう。
y.u mobileからmineoに乗り換える方法
ではy.u mobileからmineoにMNPワンストップで乗り換える手続きを順番に確認していきます。
y.u mobileはMNPワンストップに未対応なので、y.u mobileからMNP予約番号を取得する必要があります。
y.u mobileでMNP予約番号を取得する
y.u mobileから他社に乗り換える場合にはMNP予約番号を取得する必要があります。
予約番号の取得方法は2つあり、WEBと電話があります。
電話が苦手な方はWEBから、オペレーターと通話したい方は電話を選択しましょう。
WEBから予約番号を取得したい方は、公式サイトがわかりやすかったので参考にしてみて下さい。
カスタマーセンターの電話番号は(0120-790-657)になります。
mineoで申し込む
まず、mineo公式サイトのトップページ右肩にある「お申し込み」ボタンをクリックしましょう。
https://mineo.jp/
以下のリンクから申し込むと契約事務手数料が0円になります。
すると申し込み用のページにジャンプ。まずは申し込みに必要な情報のチェックリストが表示されます。
https://mineo.jp/apply/
確認後「お申し込み手続きへ」ボタンをクリックしてください。
次に遷移するページでは契約内容の主な部分をチョイスします。
・スマホ本体をいっしょに購入するかどうか
・SIMカード種別
・回線のキャリア
・音声通話あり/なし
・コース選択(マイピタ/マイそく)
・主要オプション選択
選択後「次に進む」ボタンをクリックしましょう。
次のページでプラスαのオプションサービスを選びます。
パスケットや提携サブスク動画サービスのオプションなどはここで選択しましょう。
選択後こちらも「次に進むボタン」をクリック。
次のページではおともだち紹介プログラムや、Amazonなどで購入出来るエントリーコードの利用設定を行います。
さらに次のページでいよいよMNP関連の情報の入力を行なうことになります。MNPするなら「現在ご利用中の電話番号を引き継ぐ」にチェックを入れましょう。
必ず「予約番号を入力する」を選択して下さい。
さらに移転元のキャリア、移転元で使っていたサービスをメニューから選択。
必要な情報を入力後「次に進む」ボタンをクリックします。
次のページで以下の個人情報を入力します。
・契約者の氏名
・性別
・生年月日
・住所
・電話番号
・連絡用メールアドレス
・eoIDを新規登録する場合にはここでIDとパスワードを設定
個人情報は「本人確認書類の記載内容と同一である必要」がありますので注意してください。
さらに利用するのが契約者本人かどうかと利用者の職業を選択します。
これらの情報に加えてmineoから送られるメールの種別を設定出来ます。
必要情報を入力して「次に進む」ボタンをクリックしてください。
次のページで料金の支払い用クレジットカード情報を入力。
さらに次のページで本人確認を行なって契約完了となります。
ちなみに、eSIMを選択した場合には、本人確認をeKYC(オンライン本人確認)を利用して行なうことになります。
この手続きで、eSIMならば即時発行。物理的なSIMカードでも順調に進めばその日のうちにカードが発送されるはずです。